アメリカに留学した日本人の就職状況
結論から言うと僕は4年生の時にボストンキャリアフェアでAmazon Japanインターン内定(80%の可能性でフルタイム内定、リターンオファーがもらえるから)、Appleカリフォルニア本社最終面接、Goldman Sachs、SoftBank、楽天(ソフトウェアエンジニア)でフルタイム内定を獲得。ちなみに3年生の時のボスキャリでは楽天からソフトウェアエンジニアとして有給の3か月間の長期インターンを獲得しています。(実際にチームに入って実務をこなす形式)
さて、留学を考えている人の中には以下のような疑問を持つ人が多いかもしれない”留学をしようとは思っているけど、実際アメリカの大学を卒業した後に就職先って本当に見つかるのかな?”つまり、言い換えると結局、日本の大学に行ったほうが後々の就職に有利なんじゃないかという疑問です。僕自身、日本の大学を中退し、コミカレを経て現在テキサス大学オースティン校の2年生なので、日本の大学を卒業した場合と比較はできないのですが、僕自身が就職活動を実際にアメリカでしてみて思ったこと、感じたことをここで書いていきたいと思います。まず、結論から言うとボストンキャリアフェアに実際僕が言ってみて、200社以上の大手企業が英語と日本語をしゃべれるバイリンガルをむさぼるように雇っていました。しかも、普通なら長い時間かけて選考する過程をボストンキャリアフェアでは3日にまとめ、そこですぐに内定が出るというもの。上記の僕の結果を念頭に置き、以下でなぜ僕が4年生で外資大手からSEの内定をゲットできたか、またさかのぼって3年生の時にどうして楽天の長期インターンをゲットできたかを分析。またアメリカに留学してはいるけどインターンもしくは内定をゲットできなかった人とできた人との違いについて詳しく解説していきます。
ボストンキャリアフェアで成功するためには?僕のレジュメ公開
まず僕が知っている留学生のボストンキャリアフェアでの結果を統計としてここに表示します。
中田 吉信(テキサス大学オースティン校 Computer Science 3年生 インターンシップ希望):申し込んだ会社8社
- 1次選考通過:日本マイクロソフト、楽天、コジマプロジェクト、Mercury and Earth、Amazon Japan、夢プロジェクト
- 2次選考通過:日本マイクロソフト、楽天、コジマプロジェクト、Mercury and Earth
- 3次課題取組中:コジマプロダクション(12・10・2016現在)
- インターンシップ獲得: 楽天
ダイキ (テキサス大学オースティン校 経済学部 3年生 インターンシップ希望)申し込んだ会社が2社
- 1次選考通過: Bain and Company、 Uber
- 2次選考通過: Uber
- 3次選考通過: Uber
- 現在4次選考課題に取組中(12・10・2016現在)
中田 吉信(テキサス大学オースティン校 Computer Science 4年生 フルタイム希望):
- 最終選考:Apple本社(SE)、NEC(カリフォルニア支社)SE
- 内定:Goldman Sachs(SE)、SoftBank(SE)、楽天(SE)(インターンからのリターンオファー)
レジュメ
Yoshinobu Nakda 日本語 レジュメ (12・10・2016)3年生: https://drive.google.com/file/d/0B3Yyen9bFJSLb1FpSVBoQzZfU0k/view?usp=sharing
Yoshinobu Nakda 英語 レジュメ(12・10・2016)3年生: https://drive.google.com/file/d/0B3Yyen9bFJSLNTY5eENrd1FqRk0/view?usp=sharing
成功するためのコツ
- 7、8月ごろからオンラインで企業に申し込みまくりましょう!実際、企業のどういうチーム(部署)が新卒の募集をかけているかは受けてSkype面接などをしてみないとわかりません。最初にあまり興味がない企業でも、話してみると自分のやりたいことにマッチすることがしばしば。しかも面接の練習にもなります!
- ウォークインでいきなり面接してくれる企業が多いので当日は歩き回って面接しまくりましょう。
- (個人的な意見)ボスキャリ会場で面接でしゃべることを暗記しようとしている学生を何人か見かけましたが、個人的にはボスキャリまでになにをしていたか(どういった個人プロジェクトやインターンに取り組んでいたか)が大切だと思います。
- ボスキャリはアメリカの就活に少し近いイメージがあるので、小手先ではなく実際に留学中になにに取り組んでいたかが問われる(インターンなど)。
- ボストンキャリアフェアには2000人ほどの留学経験者が集まり(かなり多かったです)、その中には語学留学、交換留学、正規留学経験者が含まれます。僕が個人的に感じた感想としては、アメリカの有名大学に通っているとそれだけでだいたい1次選考を突破し、2次面接にこじつけることができます。もちろん、有名大学に通っていなくても、英語が堪能で自分で様々な自己プロジェクトに取り組んでいる人(僕の学部だったらコンピューターサイエンスなので自分でコーディングをしているかどうか)などは2次に進むことができます。
- ぜんぜん面接まで辿りつけない人はたいてい英語が少ししゃべれるだけで、英語以外の箇所でまったく自己プロジェクトに取り組んでいない。
- 例えをあげるなら、僕はゲーム会社でのインターンを狙っていますがアメリカで留学しているだけで、まったくゲームを自分で作ったことがなければ、もちろん選考には通りづらくなります。
- (Computer Science学部)Hacker RankやCode Forceなどを使ってコーディングの面接になれておきましょう。Cracking coding interviewという本はおすすめです。
まとめるなら、英語をしゃべれるだけでなく、しっかりとそれ以外の部分で自己的になにか(インターンなど)に取り組んでいる学生 → どうやってインターンゲット? → 有名大学にいるもしくは個人プロジェクト → どうやって有名大学に入る? → 僕は日本の大学を中退して自費でアメリカのコミカレに編入し、テキサス大学オースティン校(Computer Science学部 世界ランキング2位 (US News2018年))
アメリカ現地で就職する場合
よく留学生はアメリカで就労ビザが出ないから就職できないという声を聴きますが、それはあってるようであってません。次の記事をチェックしてみてください アメリカ現地就職について